すべてのひとに居場所を。池袋でホームレス状態の方を支援しています

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特定非営利活動法人
TENOHASI

●活動拠点 池袋
●活動内容
ホームレス状態からの脱出支援
炊き出し・夜回り・医療相談・生活相談など

TENOHASIを支援する

支援・活動内容

教科書にも書かれていない社会問題に取り組む

こんにちは。NPO法人TENOHASI(てのはし)です。

私たちは池袋を拠点にホームレス状態の方と炊き出しや夜回りを通じて出会い、生活相談などを通じてサポートし、ホームレス状態を脱する事を目指して活動している団体です。

TENOHASI事務局長の清野賢司

NPO法人TENOHASIは、2003年12月に発足、ホームレス生活者がビッグイシューを売りながら共同生活をし、路上脱出を目指す事業からスタートしました。

現事務局長の清野賢司は当時、中学の社会科教諭でした。授業でホームレス問題を取り扱うことをきっかけにTENOHASIと接触、そこで自身もはじめてホームレス問題の根深さに気づきます。

「ホームレス問題は教科書にも載ってない。明らかに少数の困っている人たちを、社会全体で黙殺し、差別してもよいのだという暗黙の了解がある。公的にそれは違う、ダメだと誰も声を上げていない。社会が差別を許している状態でした。差別って、まさしくこれだよな。差別の最前線がここにあると思った」(事務局長 清野)

可視化されていないホームレス問題を捨て置けないと、清野は支援活動に積極的にかかわるようになり、早々に事務局長としてTENOHASIを牽引する立場に。

10年以上活動を続ける中で、社会状況も、世間のホームレスに対する見方も、ホームレス当事者も、支援のあり方も随分と変化し、一筋縄ではいかないことが多くなってきました。

炊き出しや夜回りでホームレスの方と出会うことから

Photo:Kazuo Koishi

ホームレス状態の方を支援するには、まず出会うことからはじめます。公園にブルーテントを張って寝泊りしている等、分かりやすい形でホームレス状態である方ばかりではありません。

そのため、炊き出しや夜回りなどを重ね、まずは出会い、信頼いただくこと。定期的なつながりを築き、相談しやすい状態をつくることを心がけています。

具体的な支援ケース

池袋の公園で野宿していた30代男性
親元を離れてからたくさんの仕事を転々としてきたけれど、どれもうまく行かず、鬱病になってアパートを失いました。「とりあえず生活保護を受けましょう。役所に同行します」と毎週声をかけ続け、4ヶ月目にようやく「お願いします」と言ってくれました。話を聞くと、発達障害のために人とのコミュニケーションがうまくいかず、ずっと辛い思いをしてきたことが分かりました。今は生活保護でアパートに入居し、次を目指して職業訓練を受けています。

池袋駅で出会った70代男性
15歳のときから職人として身を立ててきましたが、高齢になって仕事が減り、野宿生活に。しかし「仕事道具さえあれば腕一本で稼げる」という誇りを持って生きてきました。ところがある日、寝ている間に大事な道具をごっそり盗まれ、死に場所を求めてさまよっていたところにTENOHASIと出会いました。「生活保護は受けない」と頑なでしたが、毎週通って、とりあえずTENOHASIのシェルター(アパート)に入っていただき、今は生活保護でご自分のアパートに入居、何年ぶりかのテレビを楽しんでいます。

炊き出し活動

毎月第2・第4土曜日に東池袋中央公園にて炊き出しを行っています。炊き出しに並ぶ人数は平均218人(2016年度)、全員が”おかわり”できるようにと毎回400食分程度を用意しています。

炊き出しの日には、生活保護申請や施設入所などをサポートする「生活相談会」や、精神面・身体面での悩みを医療従事者が受ける「医療相談会」も開催。ほかに鍼灸マッサージやお茶会、衣類配布などを実施しています。

炊き出しは、お腹を満たすという生存に関する一時的な施しの意図だけでなく、定期的に出会える場として機能しています。「この日、この場所に行けば必ずTENOHASIが炊き出しをしていて、相談に乗ってくれる」とホームレス状態の方に認識してもらうことに意義があります。

夜回り活動

Photo:Kazuo Koishi

毎週水曜日、池袋エリアを回り、路上に寝ている方やお困りの方にパンやお弁当、支援情報が書かれたチラシを配りながらお声がけしていきます。

定期的に回ることでホームレスの方と信頼関係が生まれ、少しずつお話ししていただけることも。ここでも医療・生活相談を随時受けています。

生活応援活動

日中活動のひとつである「パン作り」。作ったパンは夜回り時に配ります

生活保護申請の同行支援や病院の付き添い・お見舞い、アパート入居の手続きからシェルター運営まで多岐にわたる活動を展開しています。

ホームレスの方が一人で役所や不動産業者と対等にやり取りするのは、不利な条件を飲まされることや不用意に傷付けられることも多いため、少しでも当事者にとって良い条件で交渉が進められるようサポートが必要です。

また、アパートに入居された方の継続支援として、「日中活動」も行っています。路上では日々の生存活動で気が張っていた方も、仕事がなく、日中にやることがないと孤立感から鬱や引きこもり、アルコール依存などを引き起こす可能性があります。

その予防のため、ご本人が誇りを持って参加できる活動を行っています。

貧困が顕在化される一方、生活保護バッシングの声も大きく

一億総中流社会と言われてきた日本で、TENOHASIが設立してからのここ十数年は”貧困”が顕在化してきた時代でもあります。

「ワーキングプア」「派遣切り」「ネカフェ難民」「子どもの貧困」「貧困女子」……。貧困にまつわるキーワードが流行し、メディアに取り上げられることで、貧困が社会全体で問題として認識されるようになりました。

それに伴い、ホームレス支援の現場でも就労サポートと生活保護申請の2軸での対策もそれなりに進み、私たちも多くの路上生活者を畳の上の生活へ移行させることができました。

貧困問題が社会全体で意識される一方、生活保護需給に対するバッシングも大きくなり、現在でも生活保護申請をためらわれる方は多くおられます。生活保護への批判がここまで大きくなったのは、生活保護ですらうらやんでしまう程、皆の生活がギリギリという側面もあるかと思っています。

ホームレス当事者の変化に合わせ、支援のカタチを変えていく

打ち合わせ中の当事者とスタッフ

私たちは、10年以上にわたるホームレス支援をしてきましたが、この頃は10年前には見かけなかった20~30歳代の路上生活者が増えてきたと感じます。

ここ十数年のホームレス当事者の変化をコップの中の液体に例えると、コップから液体の上澄みが流れていき、残ったのは底に溜まった澱(おり)のようなタイプ。昔だったら屋根と飯さえあればいつの間にか地域に溶け込んで行き、何とかなるケースが多かったのですが、現在ではそれが困難な方がホームレスとして残っているという実感があります。

昨今では、飯場で眠る雑魚寝スタイルに抵抗が少ない日雇い労働者タイプが減少し、狭い部屋に何人分もの簡易ベッドが置かれている自立支援施設などでの暮らしが耐えられない方達が目立つようになってきました。それを「わがまま」と批判されることもありますが、精神障害・発達障害を抱えている路上生活者の割合が多くなってきた表れであるといえます。

実際、2009年末に精神科医や看護師、臨床心理士などの他職種共同研究チーム「ボトムアップ研究会」が東京都心で路上生活している男性164人を対象に調査したところ、精神疾患を抱えている方は41%、知的障害の疑いがある方は34%と高い割合を占めることがわかりました。

ガテン系の日雇い労働者タイプから、精神・知的障害を抱えた方が支援の対象となる中で、求められる支援のあり方も変わってきます。TENOHASIだけでは対応できない支援方法を、他団体と提携することでよりパワーアップした支援につなげてきました。

まず住まいを提供する。ハウジングファースト東京プロジェクト

TENOHASIは、2010年4月より精神障害者の当事者団体である「べてるの家」、医療から疎外された人々に医療を届ける「世界の医療団」とともに、「池袋周辺と他の地域でホームレス状態にある人の医療・保健・福祉へのアクセスの改善、そして精神状態と生活の回復」を目的とし「東京プロジェクト」を始動。

各分野の専門家集団と協力することでTENOHASIだけではケアしきれない当事者の心身のサポートを、より行き届いた形で提供できるようになりました。

また、行政の提供するホームレス支援では、まず自立支援施設など共同生活が送れるかを試され、それができたらはじめてアパートへ移行できるという段階を踏まねばなりません。この段階方式だと、あまりにも多くの方がアパートに移行できる前に脱落してしまうことが課題となっていました。

そのため、東京プロジェクトを2016年より「ハウジングファースト東京プロジェクト」と改称。”ハウジングファースト”とは、その名の通り「まず安心して暮らせる住まいを提供する」活動で、欧米で1990年代よりすでに取り組まれ、各種調査でその実績が証明されているプロジェクトでした。

いまでは当プロジェクトに7団体が関わり、20強の個室シェルターを保有、少しずつですがシェルターを出て自立した生活を送る方も現れてきました。

当事者の意志を尊重し、一人ひとりに合わせた支援を続けます

Photo:Kazuo Koishi

「ホームレス」と一口に言っても、一人ひとり皆違った困難を抱えています。義務教育を受けたことがない方、軽度の知的障害で福祉の支援制度から漏れていた方、虐待を受けて育った方――。

当たり前ですが、同じ人は一人もいません。ですので、TENOHASIは行政にはできない、一人ひとりの希望に応じた対応を心がけ、当事者の意思を尊重してサポートしていきます。

ホームレス支援は、屋根の下に住まいを得たからといって終わりではありません。多くの人がくり返し路上に戻っていく現実があるからです。

私たちの支援は屋根の下に暮らせるようになったら終わり、ではなく、当事者から助けを求められれば何度でも手を差し伸べます。決して見捨てず、当事者の希望を聞き、一緒にこれからを考えていきます。

TENOHASIはすべての活動資金を基本的に寄付で集めておりますが、大幅に足りておりません。どうかあたたかなご支援をお願いいたします。

特定非営利活動法人 TENOHASI

理事:清野賢司/森川すいめい/坂内孝雄
設立:2008年6月特定非営利活動法人格を取得

(1999年頃から「池袋野宿者連絡会(いけれん)」を結成、池袋で活動開始)

皆様の本の寄付で出来ること

2冊の寄付

2冊集まったら
できること

路上生活者のために新しい下着が1枚用意できます

20冊の寄付

20冊集まったら
できること

炊き出しに入れる鶏肉が2キロ分用意できます

200冊の寄付

200冊集まったら
できること

炊き出し1回分(約400食)の食材費がまかなえます

2000冊の寄付

2000冊集まったら
できること

シェルター7部屋分を維持するための分担金1か月分になります

※1冊の買取価格が50円の場合

本で寄付 無料資料請求はこちらから

特定非営利活動法人 TENOHASIへの本で寄付をご検討いただける方は、
以下のお電話、又はフォームよりお申込みをお願い致します。資料請求は無料になりますので、ご安心の上お申し込み下さい。

ご確認ください(クリックすると別ウインドウが開きます)

寄付買取できるもの・できないもの

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梱包用
ダンボール
送付用伝票 枚数
種別

※[元払い]の場合、寄付品の送付送料は支援者様のご負担となりますが、その分、寄付金額がUPします。
(寄付品発送の際に送料のお支払が必要になります)

ガムテープ

※只今、ガムテープの送付は送料の都合上、見合わせております。大変申し訳ございません。


ありがとうブックでは、実在性の証明とプライバシー保護のため、SecureCoreのSSLサーバ証明書を使用し、SSL暗号化通信を実現しています。

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