支援・活動内容
はじめまして。私たちはThe Egg Tree House(ザ エッグ ツリー ハウス)です。
私たちは、家族や身近な人、大切な人をなくし、悲しみを抱えている子ども、10代、若者、保護者を対象とし、その悲しみ(グリーフ)に寄り添い・見守るプログラムを提供しています。
大切な人をなくした悲しみに寄り添い・見守ります
グリーフとは、日本では聞きなれない言葉ですが、大切な人をなくした悲しみやそれによる心身の反応を指します。

現在、エッグツリーハウスでは、死別経験によるグリーフを抱えた方向けの5つのプログラムを運営中です。
■たまごの時間…子どもは遊び・大人は語り合いを行うプログラム(月1,2回開催)
■グリーフカフェ…20歳以上の方向け 話す、聴く、語り合う時間
■グリーフケアキャンプ…たまごの時間参加者向けキャンプ
■グリーフカフェキャンプ…グリーフカフェの参加者向けキャンプ
■ファシリテーター養成講座…グリーフケアのボランティアをしたい方向けの学びの場
ダギーセンターの研修へ参加した心理士・看護師・僧侶が立ち上げました

はじまりは2012年、現理事の3人がアメリカのポートランドにあるダギーセンターの日本人研修に参加したことでした。ダギーセンターとは、死別経験を抱える子どものサポートを専門に行う、世界ではじめての場所。ダギーセンターのグリーフサポートを学ぼうと全世界から人々が訪れていました。
研修で一緒になった、臨床心理士の西尾温文、看護師の会田秀子、僧侶の小川有閑が日本でもダギーセンターのような子どものためのグリーフサポートを行いたいと活動を決意。2014年に社団法人格を取得、まずは「たまごの時間」という子どもとその保護者向けのプログラムを月1回運営することからはじめました。
拠点はなく、“たまごの時間”は西尾の知人である住職さんにお寺を借りてプログラムをスタート。東京都小金井市にある都内有数の広さを誇る小金井公園の自然に触れられるロケーションに恵まれながら、死別経験を抱えた子どもたちが毎月思いっきり遊んでいます。
グリーフケアとは、身体と心を「ほぐす、つながる、つくる」こと

私たちのグリーフケアは、その考え方と動きの基本を野口体操に置いています。故・野口三千三(のぐち みちぞう)が独自の人間観と実技によって編み出した“野口体操”は、力を抜く・ほぐすことでそれぞれの人がそれぞれの体と丸ごと向き合い、楽に動くことを追求する体操です。
この野口体操の考え方にもとづき、エッグツリーハウスのグリーフケアプログラムは、「ほぐす」「つながる」「つくる」を基本としています。
大切な人をなくした悲しみにアプローチするのに、理性による言葉のやり取りだけでは不十分だと私たちは考えます。死別の悲嘆感情がこころだけでなく、身体も硬くしているのなら、身体をほぐすことからアプローチしていこう。
このように考えて、私たちの運営する十住堂たまごの時間では、まず皆で輪になり、手をつなぎ、ゆっくりと自分のリズムで呼吸をする「みんなで輪」からはじめます。人のぬくもりを肌で感じ、からだとこころに入っていた力を抜くことで「ここは安心・安全な場所」と利用者に感じてもらうことができます。
エッグツリーハウスのファシリテーターは、利用者に会うときに力が入りすぎていないか? 常に心がけています。硬くなりすぎず、かといってふにゃふにゃでは困る。利用者の動きや言葉に対して、しなやかにやさしく反応できるような、「たおやか」な存在であるよう求めているのも、野口体操にもとづいたグリーフケアだからなのです。
小金井や苗場の自然にかこまれて。同じかなしみを抱えた仲間とすごす

エッグツリーハウスの主要プログラム「たまごの時間」は東京都小金井市のお堂で、また、グリーフケアキャンプは新潟県南魚沼郡湯沢町三国にある苗場で行われます。自然いっぱいの中、澄んだ空気を吸って、リラックスしてときを過ごす・・・。
遊びあり、アートあり、クッキングあり、触れ合いあり、語り合いあり。ただそれだけでも、日常ではなかなかできない経験が、エッグツリーハウスのプログラムには大いに盛り込まれています。
また、死別の経験を抱えているという共通点をもつ者同士であることが、大人にも子どもにも非常に作用します。ふだん、死別の経験・悲しみは理解されにくく、まるでグリーフがないもののように振舞ったりすることが当たり前となっている子どもや若者たち。
ここで共にすごすのは、大切な人をなくした経験をもつ人ばかりだということ。また、自分がグリーフを抱えていることを皆が知っているということ。ただそれだけで、子ども達の表情や態度が生き生きとしてきます。
ただそれだけのことと思われますか? ただそれだけのことが、普段の生活の中ではなかなか難しいため、私たちは子ども・10代・若者・保護者に向けたグリーフケアプログラムを運営しています。グリーフを抱えている自分であることを認識してもらい、グリーフを抱えた者同士であるという安心感それ自体が、参加している人のあるがままの表現を引き出すきっかけになっているのです。
「たまごの家」設立を目指して。活動を応援してください!
小金井市のお堂をはじめ、世田谷区代田橋や武蔵野市のグリーフカフェの運営場所もすべてお借りしているものです。私たちには、ダギーセンターのように拠点となる施設がありません。
そのため、現在では各プログラム月1~2回の開催にとどまっていますが、私たちは毎日誰かがそこにいて気軽に立ち寄れる家を作りたいと思っています。
いまは大きく「死別経験」とくくっていますが、死別体験には病気、事故、災害、自死とさまざまなケースがあり、同じような体験をした子ども達同士で気持ちをシェアできるグループを作りたいという希望もあります。死別だけでなく、離別や養子の経験を抱える、子ども達のグループもあればなぁと考えています。
悲しみの深さと期間は、人によってさまざまです。ですので、私たちはゆっくりと必要な時間、寄り添い、見守ることのできる拠点「たまごの家」を作りたいと願っています。
どうか私たちの活動にあたたかなご支援をお願いします。
設立 2014年10月
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
もし可能であれば「一般社団法人 The Egg Tree House」の活動をご支援いただけましたら、これほど嬉しいことはございません。
皆様の本の寄付で出来ること
皆様からいただいた本や絵本・ゲーム・CD・DVDの寄付で、イベントや講演会を開いたり、たくさんの方々をサポートしたりすることができます。
50冊の寄付
50冊集まったら
出来ること
グリーフケアプログラム「たまごの時間」1回分のおやつが用意できます
500冊の寄付
500冊集まったら
出来ること
グリーフケアプログラム「たまごの時間」が1回開催できます
50万冊の寄付
50万冊集まったら
出来ること
たまごの家が建てられます
※1冊の買取価格が50円の場合
寄付できるもの・寄付できないもの
本を中心に寄付買取を行っております。
本の内容や状態によっては寄付買取できないものもございます。寄付品を送付いただく前にご確認ください。
寄付の対象品目
- ISBNコードのある本(マンガ本除く)
- エッセイコミック、エッセイ漫画、学習漫画
- 発行から1年以内の月刊誌
- 絵本、教育・知育本
- 参考書、辞書
- 図録(美術展などで購入できるカタログ)
- 据え置き機のソフト
- 携帯ゲーム機の本体・ソフト
- ファミコンなどのレトロゲーム機のソフト
- ゲームウォッチ(ファミコン以前の携帯ゲーム機)
- 日本語、外国語の絵本
- しかけ絵本、おもちゃ絵本
- 定期購読や幼稚園などで配布される絵本
- 使用感がある(記名・カバー無しなど)が、次の方が気持ちよく使える本
- 一般販売されているCD/DVD
- ユーキャンなどの通信販売CD/DVD
- 通信教育のCD/DVD教材
- 外国盤CD/DVD
- 同一商品は3点まで
- LPレコード
- EPレコード
- 輸入盤レコード
- 製造から8年以内の日本製品
- 製造から5年以内の海外製品
- 製造から8年以内の日本製品
- 製造から5年以内の海外製品
- 製造から8年以内の製品
- 正常に動作するもの
寄付の対象にならないもの
- ISBNコードのない本
- 小中高の教科書
- マンガ本・マンガ雑誌
- ひどく傷ついているもの
- コンビニコミック
- 欠品のあるもの
- ファッション誌・女性誌
- 海賊版、コピー品
- 個人出版の本
- 法律に抵触する恐れのあるもの
- 百科事典
- 4点以上の同一商品
寄付の対象品目でも上記のようなお品は寄付買取対象外となります。
寄付までの流れ
寄付のお申し込みについて
この度は、ありがとうブックをお選びいただきありがとうございます。
私たちは、全国で皆様からの古本・DVD・CD・ゲーム・レコードのご寄付を承っております。
「一般社団法人 The Egg Tree House」への寄付をご検討いただける方は、お電話またはメールフォームよりお申込みをお願い致します。お申し込みいただきますと、選択したNPO団体の資料と申込用紙をお届けします。
寄付のお申し込みで届くもの
- ありがとうブック案内書
- 寄付買取申込用紙
- ありがとうブックへの送付用伝票(希望者)
※只今、ガムテープの送付は送料の都合上、見合わせております。大変申し訳ございません。
※梱包用ダンボールにつきましても配送を中止しております。詳しくはこちら▼

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お申し込みのほか、「とりあえず話を聞いてみたい」「寄付しようか迷っている・相談したい」等、ご質問やご要望なども承っております。通話料は無料です。お気軽にお問合せください。
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